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「破風(はふ)・鼻隠し(はなかくし)」とは?役割とメンテナンスの重要性 【豊川市】

豊橋市 豊川市 外壁塗装みなさんこんにちは。
外壁塗装・屋根塗装・防水工事専門店の河合塗装工業です。

 

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外壁塗装の見積もり書には、普段の生活では聞きなれない専門用語がたくさん並んでいます。
その中でも、特にお客様からご質問をいただくのが「破風(はふ)」と「鼻隠し(はなかくし)」という項目です。
「見積もりに『破風・鼻隠し』と書いてあるけれど、これは家のどこの部分のことだろう?」
「壁や屋根は塗装が必要だと分かるけれど、この細かい板のような部分は本当に塗装する必要があるのだろうか?」

このように感じられる方は非常に多いです。
専門的な名前がついているため、難しく聞こえるかもしれませんが、実はこの2つの部材は、住宅を「雨風」や「火災」から守るための、極めて重要な役割を担っています。
ここを疎かにすると、最悪の場合、屋根が飛んだり雨漏りしたりする原因にもなりかねません。

 

 

 

そもそも「破風(はふ)」と「鼻隠し(はなかくし)」はどこにある?違いは?

まずは、この聞き慣れない2つの部材が、家のどこにあるのかを明確にしましょう。
どちらも屋根の「先端」や「側面」に取り付けられている板のことですが、取り付けられている場所によって名前が変わります。

破風(はふ)とは

切妻屋根(きりづまやね:本を開いて伏せたような三角形の屋根)の、雨どいが付いていない側の斜めの部分に取り付けられた板のことを「破風板(はふいた)」と呼びます。
漢字で「風を破る」と書く通り、屋根裏へ横や下から吹き込む風を分散させ、屋根が強風で飛ばされないように守る役割をしています。

鼻隠し(はなかくし)とは

屋根の先端で、雨どいが取り付けられている側の水平な部分に取り付けられた板のことを「鼻隠し(はなかくし)」と呼びます。
屋根の内部構造である垂木(たるき:屋根を支える骨組み)の先端を、建築用語で「鼻先(はなさき)」と呼びます。
この鼻先の切り口を隠して見栄えを良くするために取り付けられることから「鼻隠し」という名前が付けられました。

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なぜ塗装が必要?破風・鼻隠しが担う4つの重要な役割

「ただの飾り板なら、ボロボロになっても放置しておけば良いのでは?」と思われるかもしれません。
しかし、破風板と鼻隠しには、住宅の寿命を左右する4つの重要な機能があります。
外壁塗装の際にこれらをしっかりとメンテナンスすることは、家全体を守ることにつながります。

1. 強風や雨水の吹き込みを防ぐ(耐風・防水機能)

屋根は上からの雨には強いですが、横や下からの風雨には弱い構造をしています。
破風板があることで、横殴りの雨や、台風の強風が屋根裏(天井裏)へ侵入するのを防いでいます。
もし破風板が劣化して穴が開いたり、剥がれ落ちたりすると、そこから一気に風が吹き込み、屋根全体がめくれ上がってしまうリスクがあります。

2. 火災の延焼を防ぐ(防火機能)

意外と知られていないのが防火機能です。住宅火災の多くは、下から上へと燃え広がります。
窓から噴出した炎が屋根裏に回るのを、破風板と鼻隠しが防波堤となって食い止めています。
そのため、現在の建築基準法では、破風板や鼻隠しには不燃材料(窯業系サイディングや金属など)を使用することが義務付けられています。
古い木製の破風板は燃えやすいため、板金で巻くなどのメンテナンスを行い、防火性能を高めることが重要です。

3. 雨どいの土台としての役割(支持機能)

鼻隠しの最も重要な物理的役割は「雨どいを支えること」です。雨どいを取り付ける金具は、鼻隠しにビスで固定されています。
もし鼻隠しが腐ってボロボロになると、ビスが効かなくなり、雨どいがグラグラになります。
最悪の場合、雪や大雨の重みに耐えきれず、雨どいごと落下してしまう事故につながります。
鼻隠しを健全に保つことは、雨どいを守ることと同義なのです。

4. 建物の美観を引き締める(化粧機能)

破風板と鼻隠しは、家を正面から見たときに意外と目立つ「顔」の一部です。
外壁塗装で壁を綺麗にしても、屋根の縁取りである破風板が色あせていたり、塗装が剥がれていたりすると、家全体が古ぼけた印象に見えてしまいます。
例えるなら、高級な絵画(家)を飾っても、額縁(破風・鼻隠し)が壊れていては台無しになるのと同じです。

 

 

 

素材によって寿命が違う!破風・鼻隠しの種類と特徴

ご自宅の破風・鼻隠しがどの素材で作られているかをご存じでしょうか。
素材によって劣化の仕方が異なり、外壁塗装時の対処法も変わってきます。

木質系(木材)

築30年以上の住宅や和風住宅に多く見られます。

  • 特徴: 呼吸をするため塗料が密着しにくく、最も塗装が剥がれやすい素材です。

  • 劣化症状: 塗膜の剥がれ、腐食、コケの発生。

  • メンテナンス: こまめな塗装(3〜5年ごと)が必要です。劣化が激しい場合は、金属板で覆う「板金巻き」を強くおすすめします。

窯業系(ようぎょうけい・不燃ボード)

現在の新築住宅で主流の素材です。セメントと繊維質を混ぜて固めたもので、耐久性と耐火性に優れています。

  • 特徴: 意匠性が高く、様々なデザインがあります。

  • 劣化症状: 吸水によるひび割れ、塗膜の色あせ。

  • メンテナンス: 外壁塗装と同じタイミング(10年〜15年)での塗り替えで十分長持ちします。

金属系(ガルバリウム鋼板・ステンレス)

耐久性が非常に高く、スタイリッシュな見た目が特徴です。

  • 特徴: サビにくいですが、全くサビないわけではありません。

  • 劣化症状: チョーキング(白亜化)、もらいサビ、色あせ。

  • メンテナンス: 定期的なケレン(サビ落とし)と塗装で、20年以上長持ちさせることが可能です。

 

 

 

【Q&A】破風・鼻隠しの塗装に関するよくある質問

Q. 破風板の塗装が剥がれてボロボロ。塗装だけで直る?

A. 木部が腐っている場合は、塗装では直りません。「板金巻き」か「交換」が必要です。

表面の塗料が剥がれているだけなら、古い塗膜を削り落とす「ケレン作業」を行ってから再塗装すれば綺麗になります。
しかし、木材自体が雨水を吸って腐り、指で押すと沈むような状態や、欠損している状態では、塗装をしてもすぐに剥がれてしまいます。
その場合は、腐った部分を補修した上で、上からガルバリウム鋼板などの金属板を被せる「破風板板金巻き(はふいたばんきんまき)」という工事をご提案します。
これにより、見た目が新品同様になるだけでなく、耐久性も格段に向上します。

Q. 外壁塗装の色と、破風・鼻隠しの色は合わせた方が良い?

A. 「屋根の色」または「サッシの色」に合わせるのが一般的で、失敗が少ないです。

破風と鼻隠しは、家の輪郭を強調するラインの役割を果たします。
そのため、以下の2つのパターンのどちらかをおすすめしています。

  1. 屋根と一体化させる: 屋根の色に近い濃い色(黒やダークブラウン)で塗り、重厚感を出す。

  2. サッシ(窓枠)と合わせる: 窓枠が白なら白、黒なら黒で塗り、統一感を出す。 あえて外壁と同色にすることもありますが、全体がぼやけた印象になることがあるため、カラーシミュレーションで慎重に検討することをおすすめします。
    白系の破風は清潔感が出ますが、雨垂れの汚れが目立ちやすいというデメリットも考慮してください。

Q. 雨どいの交換をするなら、鼻隠しの塗装は不要?

A. いいえ、雨どいを交換するタイミングこそ、鼻隠しをメンテナンスする絶好の機会です。

雨どいが付いている状態では、鼻隠しの裏側や隙間を完璧に塗装することは難しいです。
雨どいを交換するために既存の雨どいを撤去した瞬間は、鼻隠しが剥き出しになる唯一のチャンスです。
このタイミングで鼻隠しをしっかり塗装(または板金巻き)しておけば、塗り残しがなくなり、耐久性が飛躍的に向上します。
雨どい交換と鼻隠しメンテナンスはセットで考えることを強くおすすめします。

『付帯部塗装・・・一緒に塗装するメリット』

 

 

メンテナンスを怠るとどうなる?

「少し色が剥げているくらいなら大丈夫だろう」 この油断が、後に大きな出費を招くことがあります。
ここではお客様の家の事例を一部紹介します。

そのお宅は築25年の木造住宅で、外壁塗装は一度もされていませんでした。
破風板の塗装は完全に剥がれ落ち、木肌が露出して灰色に変色していました。
足場を組んで近くで確認すると、破風板の接合部分(隙間)から長年にわたって雨水が侵入し、その裏にある屋根の垂木(たるき)や、軒天(のきてん)の下地材まで腐食させていました。
さらに恐ろしいことに、湿った木材を好むシロアリが屋根裏にまで到達していたのです。

結果的に、破風板の交換だけでなく、屋根の一部解体と大工工事、シロアリ駆除工事が必要となり、外壁塗装費用の倍以上の修繕費がかかってしまいました。
「もっと早く塗装しておけばよかった」というお客様の悲痛な声は、今でも忘れられません。
破風板や鼻隠しは、家を守る盾です。
盾が壊れれば、家本体がダメージを受けるのは当然のことなのです。

 

 

 

破風・鼻隠し塗装の重要ポイント「ケレン」

外壁塗装業者の中には、破風や鼻隠しの塗装を「おまけ」程度に考え、十分な下地処理をせずに塗料を塗る業者も存在します。
しかし、付帯部の塗装こそ、職人の腕と誠意が問われる場所です。

徹底的なケレン(下地調整)が命

破風板や鼻隠しの塗装で最も重要な工程は、塗る前の「ケレン(研磨)」です。
サンドペーパーやマジックロンという工具を使って、古い塗膜や汚れ、サビを徹底的に削り落とします。
同時に、表面に細かい傷をつけることで、塗料の「食いつき」を良くします。
このケレン作業をどれだけ丁寧に行うかで、塗装の持ち(耐久年数)が決まると言っても過言ではありません。
見積書に「ケレン」や「下地処理」の項目が含まれているか、必ず確認してください。

高耐久な塗料の選定

屋根や破風などの高い場所にある部材は、紫外線や雨風を最も強く受けます。
そのため、外壁に使用する塗料と同等、もしくはそれ以上の耐久性を持つ塗料(フッ素塗料や無機塗料など)を使用することが望ましいです。
「付帯部は安いウレタン塗料でいいや」と安易に決めてしまうと、数年で破風だけ色あせてしまい、足場を組んで塗り直すことになりかねません。

 

 

 

まとめ

今回は、外壁塗装における「破風・鼻隠しの役割」と「メンテナンスの重要性」について解説しました。

記事の要点をまとめます。

  • 破風・鼻隠しは、強風や雨水の侵入を防ぎ、火災の延焼を食い止める重要な役割がある。

  • 鼻隠しが腐ると、雨どいを支える力がなくなり、落下の危険性が高まる。

  • 木製の破風は劣化が早いため、塗装だけでなく「板金巻き」によるカバー工法が効果的である。

  • 色選びは、屋根やサッシの色と合わせることで、建物全体の美観が引き締まる。

  • 塗装工事においては、**「ケレン作業(下地調整)」**を丁寧に行うことが、剥がれを防ぐ最重要ポイントである。

破風や鼻隠しは、普段まじまじと見ることのない地味なパーツかもしれません。
しかし、住宅という大きな資産を守るために、最前線で雨風と戦っている「縁の下の力持ち」です。
外壁塗装は、単に色を塗るだけでなく、こうした細かい部材の健康状態をチェックし、家全体の寿命を延ばすための大切な機会です。

「うちの破風板は木製だけど、まだ塗装で大丈夫かな?」「板金巻きにするといくらかかるの?」など、少しでも気になることがあれば、ぜひ専門家の診断を受けてみてください。
経験豊富な職人が、最適なプランをご提案いたします。

 

河合塗装工業では、豊橋市・豊川市を中心に、外壁塗装や屋根塗装、防水工事などを手掛けております。
みなさまに気軽に相談できる会社を目指しサービスを展開しておりますので今後ともよろしくお願い致します。
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