外壁塗装の作業工程『下地処理(ケレン作業)』
みなさんこんにちは。
外壁塗装・屋根塗装・防水工事専門店の河合塗装工業です。
外壁塗装工事は塗装をする前に『下地処理』という工程があります。
その下地処理の中にはいろいろな作業があり、その内、「ケレン作業」という工程について紹介します。
『ケレン』とは
『ケレン』は、他の下地処理と同様に、塗料の付着をよくするために行う塗装前の重要な作業です。
高圧洗浄では壁に残っている古い既存塗膜や汚れ、サビなどを水圧で取り除きますが、
ケレン作業では高圧洗浄でも取り除けなかった古い塗膜や汚れ、サビを工具を使い、手作業で落としていきます。
どんなところにケレンをするの?
主に建物の鉄製の部分にケレンをします。
トタン屋根や外階段、手摺りなどの箇所で作業します。
また、鉄部以外にも木製の部分などでもケレンをします。
【鉄部】
【木部】
ケレン作業の工具
ヤスリやブラシ、専用のスポンジ、電動工具などを使用して作業します。
【サンダー】
【専用スポンジ】
塗料がよく密着するように表面に傷をつけることを『目粗し(めあらし)』といいます。
ケレンの目的
塗料の密着性を向上させること
ケレン作業をしないまま、錆などの汚れが付いている部分に塗装してしまうと、塗料がしっかり密着、付着しません。
そのため、せっかく塗装をしてもすぐに剥がれる結果になってしまいます。
見た目、錆などない部分でもケレンをして塗料の密着を高めて長持ちするようにしていきます。
きれいな仕上がりにする
ケレン作業は塗料の密着度を向上させるだけでなく、滑らかでムラのない仕上がりにするためにも行います。
美観をよくするための大事な工程です。
耐久性の向上
塗装の効果が長持ちします。
耐久年数が長くなれば生涯の塗り替え回数も減らすことができるのではないでしょうか。
新築からあまり年数が経過していない家は、状態がいいので、サビや古い塗膜の剥がれが見られません。
そのため入念なケレン作業はしなくても大丈夫です。
しかし、少しでも劣化箇所を発見した場合は、他にもないか、建物全体を確認しながらケレン作業をしておくことが大事です。
外壁塗装(塗り替え)では、下地処理の段階でどれだけ塗面の状態を整えておくかが重要です。
作業員は丁寧な作業に努めています。
こちらも参考にしてください。
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